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【バレンタインSP】レッドホークVSちゅうじ!!
投稿日 | : 2008/01/23 04:09 |
投稿者 | : レッドホーク ID[0108] |
「冒険者日記」で連載中の拙著「エデンシェイド私記外伝」と
ちゅうじさんのブログ「宙印マテリアル」でしか読めない「加工屋日記」
2月のイベントに向けて静かな闘志を燃やす作者の二人が
共同製作でお届けするのはバレンタインデーにちなんだラブストーリー
「エデンシェイド日記外伝:ヘスペリデスの園」
かつて栄えた湖水地方で繰り広げられる物語は悲劇か喜劇か漫才か!?
どうぞ最後までごゆっくりお楽しみください
Re: 【バレンタインSP】レッドホークVSちゅうじ!!
投稿日 | : 2008/02/02 03:55 |
投稿者 | : ちゅうじ ID[0117] |
【エデンシェイド日記外伝U】〜僕らは赤鷹捜索隊・1〜
日脚が短くなってくると、セナルスに流れ着いたころのことを思い出す。
もうあれからずいぶん月日を重ねて、ここでの暮らしも自分なりのやり方を
覚えた。過ぎ去ってしまった人々のことを少しずつ忘れていくのを、ときどき
ふと淋しく思うこともあるが、そればかりを嘆いている暇もないほどに
この世界は賑やかだ。
今日も依頼された加工品の配達を終えると、今夜の市場に並べる商品を
仕入れるため東へと足を向けた。水晶湖の畔を抜け、沈鬱な空気のとどまる
廃墟に踏み込み、廃屋の中に隠された地下への扉をくぐる。
かつて魔物に滅ぼされたというこの町の人々が、最後の望みを抱いて
身をひそめた地下通路。必死の思いで持ち込んだであろう品々をメシのタネに
するのは気が引けることもあるが……誰にも知られずに朽ちていくより、
魔物退治に挑む冒険者たちに活用されたほうがいいのだと自分に言い聞かせ
ながら探索を続けた。
用意した食料も残り少なくなったところで、セトラへと帰還する。箱を
開けていくと、皮や宝石に混じって1枚の紙片が入っていた。2つに折り
たたまれた上質な紙。ひらいてみると手書きの文字が並んでいたが、魔道文字で
書かれているらしく僕には解読できない。
書物店へ行き、眼鏡をかけた店主にその紙を解読してもらおうと思ったが、
店主はさっさと店を閉めて酒場へでも行ったらしく留守だった。なんとなく
捨てがたく、僕は紙片を胸元のポケットにしまいこんで書物店を出た。
Re: 【バレンタインSP】レッドホークVSちゅうじ!!
Re: 【バレンタインSP】レッドホークVSちゅうじ!!
Re: 【バレンタインSP】レッドホークVSちゅうじ!!
Re: 【バレンタインSP】レッドホークVSちゅうじ!!
投稿日 | : 2008/01/30 04:59 |
投稿者 | : レッドホーク ID[0108] |
レッドホークを追って薄闇の城に乗り込んだ、忠兵衛さんとちゅうじさん。
血気盛んに踏み込んだまでは良かったが、一体どこを探せば見つかるの!?
パンをかじってワインを飲んで、罠にハマッてどつきあい、斧が右向きゃ矢は左。
そこで二人が目にしたものは・・・。次回、エデンシェイド日記外伝W。ご期待ください〜♪
Re: 【バレンタインSP】レッドホークVSちゅうじ!!
投稿日 | : 2008/01/30 04:06 |
投稿者 | : レッドホーク ID[0108] |
【エデンシェイド日記外伝T】〜プロローグ〜
異国の世界で暮らす彼との奇妙な日々の謎は未だ解けずにいた。
新たなも疑問ある。あの男は元の世界へ行き来できる術を見つけ自分に教えた。
また男のおかげで多少の自制心を取り戻すことも出来るようになった。一体何故だろう。
ただこの薬物に頼るのは本意ではない。彼の身体の負担にもなってしまう。
エデンで同じ調合ができるだろうか。不安に思うことは数多くあるが仕方がない。
深遠の闇の狭間で彼女と再び逢えた時、自分は消滅してしまう事を望んだ。
だが自分が自分でなくなってしまうことに未だに恐怖を感じている。
途方もない連鎖から抜け出すことを選ぶはずが今もこうして彷徨っていた・・・
彼に意思を伝え洋館の中庭に出て仰向けに寝転ぶ。
視界に広がる澄み切った空を見つめたまま視線を動かさず時を待った。
圧倒的な青が自分の意識を覆い尽くし徐々に目を逸らさずにいることが苦痛になる。
瞬間、意識が膨張するような爆発と外へ放り出される感覚へと変わる。
エデンにいる仲間を思い、エデンがある町並みを思い、エデンを成す大地を思う。
色彩のうねりが大地に変わりそれらを上空から見下ろす鳥のような軽やかな気分になる。
自分の肉体感覚の記憶を徐々に呼び起こす。目を閉じてあるべき場所に還る自分を思い描く。
意識は再び一点に集約し徐々に重苦しい感覚が増してくる。すると暖炉で薪の爆ぜる音が聞こえてきた。
あれから数日。禍々しい森の奥深くを探索していると時折深い眠気に襲われる。
頭の一部に違和感を感じる。初めは小さな弱々しいものだった。
彼女に別れを告げた時、自分に入り込んだ意識があったのかもしれない。
時が経つほどにそれは大きくなり湖畔の廃墟に行かなくてはという焦燥感が湧き上がる。
幸い調合できた薬が効き自制心の強いうちならば抑えておくこともできる。一時のものであるはずに違いない。
だが窓ガラスが白く曇り厳しい寒さを伝える朝。この意識に身を任せてみる気になった。
今これが彼女との唯一の絆であり託されたものであるならば為すべきことがあるのかもしれない。
夜が明けて新しい一日が始まろうとしていた。
Re: 【バレンタインSP】レッドホークVSちゅうじ!!
投稿日 | : 2008/01/26 23:17 |
投稿者 | : ちゅうじ ID[0117] |
さて、双方の初回が出揃ったところで改めましてご挨拶をば……
長文にもかかわらず読んでくださった方々、
応援メッセをお送りいただいた皆様、
それからついでにレスで笑わせてくれた人たちもw
まずはありがとうございます♪
今後の更新はコメ欄にも書いたとおり、レッドさんと
週1回ずつ交互に冒険者日記に連載する予定です。
奇数回がレッドさん、偶数回が私で、ログは順次
こちらのスレッドに移行していきます。
感想などいただけますと明日への活力となりますので
レス、メッセお待ちしておりますw
でも漫才のご要望には応えられないかもですよ(´・ω・)
また、今回の物語はセナルス東部を舞台としています。
ゲーム中にはない創作部分も多分に含まれていますが、
エデンシェイドのひとつの楽しみ方として、広く温かく、
ちょっとユルめの心で受け止めていただければとw
キャラクターのゲスト出演を快諾してくださった
ID:[0042]忠兵衛さんにも大感謝。
次回以降もバンバンいじtt……活躍してもらおうと思いますw
Re: 【バレンタインSP】レッドホークVSちゅうじ!!
投稿日 | : 2008/01/25 17:20 |
投稿者 | : フルル ID[0059] |
早速1話目おいしくいただきました* (何
面白かったです* (*>艸<)♪
今から続きが楽しみです(・v・)b
…で、やっぱり路線は漫才なんですk(黙
Re: 【バレンタインSP】レッドホークVSちゅうじ!!
Re: 【バレンタインSP】レッドホークVSちゅうじ!!